一般社団法人 日本マジックファンデーション

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The Japan Cup (ジャパンカップ)2019年 Winner

スピリット百瀬 (Spirit Momose)

受賞者:スピリット百瀬 (Spirit Momose)

The Japan Cup (ジャパンカップ)2019年 各受賞者

スピリット百瀬 (Spirit Momose)

マジシャン・オブ・ザ・イヤー受賞者:スピリット百瀬 (Spirit Momose)

1947年12月11日生まれ。愛知県出身。1967年に上京し、日本奇術連盟のディーラーとして、長谷川治子会長の元で修行。澤浩、石田天海、高木重朗の各氏に師事し、一貫して「日本人が演ずる美しいマジック」を追求。極限まで磨き上げた技術は、武士や刀匠の技術に通じ、徹底して無駄をそぎ落とした美は、枯山水や水墨画を思わせる。その正に求道者のような姿勢は、国内外のマジシャンから尊敬を集め、その真摯な指導は多くのマジシャンに影響を与え続けている。4巻組DVD「スピリット百瀬神の手のマジシャン・レクチャービデオ」(2006年、株式会社テイチクエンタテインメント)を始め、多くの教材も上梓されている。圧倒的なスライハンドは、一般の方々にも高く評価され、1997年~2000年にはカード投げやロープ結びなどの講師として「しあわせ家族計画」(TBS)に出演し、話題を呼んだ。

高重翔

ベスト・クロースアップ・マジシャン受賞者:高重翔

1992年5月26日生まれ。山口県出身。13歳の頃、TVで見たマジックに影響を受け、マジックを学び始める。同年、山口県宇部市の綿田敏孝氏に師事。山口高等学校時代に、地元レストランでマジシャンとしての活動を本格始動。山口大学に進学してからは、湯田温泉(山口市)のバーで、演技経験を積む。2014年から湯田温泉街での路上パフォーマンスを始め、街の名物パフォーマーとなる。2016年、プロ・マジシャンに転向。2017年、FISM ASIA 2017に日本代表として参加。クロースアップ・パーラー部門で第3位受賞。翌年、FISM 2018にアジア代表として参加。同部門で第3位受賞。クロースアップ部門としては、24年ぶりの日本人受賞者、パーラー部門では初の日本人受賞者となった。マジックに関係する基礎力、実戦経験、オリジナリティーの三要素、全てが充実しており、今後の活躍が期待される。

日向大祐

著述放送文化賞受賞者:日向大祐

東京大学大学院卒業(2003年)。現千葉大学客員講師。マジシャンとして活躍(Blackpool Magic Conventionのコンテスト(クロースアップ部門)にて優勝(2009年)するなど)。その一方で、マジック関連の著作(書籍、講演、ショーの制作)に精力的に取り組む。書籍は「3分で心をつかむ かんたんマジック」(2012年、KADOKAWA)、講演は「奇術心理学」(2006年、慶應義塾大学特別講座講師)など。ショーの制作に関しては、2011年から小劇場でのソロ公演活動を精力的に行っており、2018年6月に上演された「シアトリカルマジックライブvol.7 POP -Piece of Paper-」には11回の公演で1000名の観客を動員した。マジックに演劇、インプロ、パントマイム等の表現を融合させたその独自のスタイルは、高く評価される。氏が提示する新しいプロ・マジシャン像は、多くの後進に多大な影響を与えている。

ART COMPLEX 統括プロデューサー 小原 啓渡

功労賞受賞者:ART COMPLEX 統括プロデューサー 小原 啓渡

1982年、同志社大学法学部中退。その後、様々な形で舞台 芸術全般に関わる中で、1999年、京都に「アートコンプレックス1928」をオープン。 2012年4月、同施設にて、「ギア-GEAR-」を開幕。100席の小劇場にもかかわらず、「日本の小さな劇場でもできるロングラン公演」を目指した結果、2018年12月、観客動員数20万人を達成。2017年12月、千葉ポートシアターで、「ギア-GEAR- East Version」を開幕。これも2018年11月に、300回公演を達成。2018年6月、大阪で「イリュージョンミュージアム~幻影博物館~」を企画。ナマで見るマジックの楽しさを一般の方々に発信する一方、日本の多くの若手マジシャンを再教育し、彼らに安定的な活躍の場を提供され続ける人物は国内では過去に例がなく、その業績は高く評価される。著書に「クリエーター50人が語る創造の原点」(2005年、論創社)がある。

株式会社Rise UP 代表取締役 東信介

マジックサークル・フェローシップ受賞者:株式会社Rise UP 代表取締役 東信介

1978年、大阪府生まれ。実務経験を経て2003年、株式会社Rise UPを設立。ドラッグ・ストア等へのコンタクト・レンズ卸業では国内トップ・シェアを誇る。常識や習慣に捉われず変化を楽しみ、驚きや感動を届ける事業を創出したいという思いから、「世界をつなぐエンターテイメントカンパニーを創る」、「ヒト・モノ・コトで驚きと感動を世界に」を社是として、マジックという芸能・芸術に対して深い関心を寄せてこられた。その一環として、Ryu-ka氏(JCMA理事)とスポンサー契約を締結。法人がマジシャン個人と、このような契約を交わしたのは日本初の事例となった。また、JCMAの大阪でのコンテスト運営に対して、会場、機材、備品の無償提供のみならず、金賞受賞者2名に特別賞(2泊3日の韓国遠征費用)も提供。時間と費用がかかる、JCMAのマジック人材育成活動に多大な貢献をされ続けている。