一般社団法人 日本マジックファンデーション

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The Japan Cup (ジャパンカップ)2023年 Winner

カズ・カタヤマ

受賞者:カズ・カタヤマ

The Japan Cup (ジャパンカップ)2023年 各受賞者

カズ・カタヤマ

マジシャン・オブ・ザ・イヤー受賞者:カズ・カタヤマ

1988年デビュー。2012年、現公益社団法人日本奇術協会より「天洋賞」が、2014年、NPO法人(当時)日本クロースアップマジシャンズ協会より、「The Japan Cup」が贈られた。 コロナ禍においても苦境をものともされず、書籍の製作や後進の指導など、舞台以外の重要な仕事を精力的にこなされ、マジック界に希望を与え続けてこられた。書籍に関しては、2020年9月9日に「ヒロ・サカイ マジック・コレクション」(全219ページ)を、2022年4月11日に「クロースアップ・マジックコレクション 2」(全273ページ)を上梓された。現在も、ご自身の「芸歴35年」の集大成となる大著を執筆中である。尚、これまでの著作は十数冊に及び、その全イラストも自身で描かれている。指導に関しては、世界のコンテストで活躍されてきたMASAYO氏、幅広い活動をされる人気アイドルマジシャンのぺる氏、若手有望株のMiiNA氏などの、華々しい活躍を支えておられる。

中村龍平

ベスト・クロースアップ・マジシャン受賞者:中村龍平

1995年3月生まれ。テレビの影響で、幼少期よりマジックに親しまれる。既存のマジックに、独自の工夫を加えて演じられ、マジシャンからも支持を集めておられる。21歳時に、カナダ・トロントで8ヶ月間にわたり、ストリート・パフォーマンスをされたが、そこでSansMinds社のWill Tsai氏に見い出され、DVD「Untouched」(日本語字幕版は「エスパー」)、その続編の「AIDEN」(日本語字幕版は「スタンド」)が制作され、全世界で発売された。両DVDでは、ジャリの新しい使い方が解説されており、世界で高く評価された。その後も、レインボー・スプリングとカード・マジックの融合、昆虫を用いたマジックなど、意欲的な作品を発表され続け、ジャグリングとルービック・キューブマジックを融合させた演技は、テレビ番組でも繰り返し取り上げられた。2022年、ROY氏とのコンビの演技で、日本人としては唯一、FISM/WCMクロースアップ部門のアジア代表にも選ばれた。

涌井学

著述放送文化賞受賞者:涌井学

1976年生まれ。出版社に勤務されながら小説を執筆。小学館文庫小説賞で、2年連続優秀賞を獲得。その後、映像作品やコミックの小説化を手がけられ、「ALWAYS 三丁目の夕日」、「映画謎解きはディナーのあとで」、「世界からボクが消えたなら」、「ブラック校則」、「前科者」など、多くの著書を発表された。2022年3月に出版された、「マジックに出会って ぼくは生まれた―野性のマジシャンHARA物語―」(小学館刊)では、主人公のモデルである原大樹氏を綿密に取材され、一人の子供がマジックに魅了される瞬間から、世界の舞台を目指すまでの軌跡を、生き生きと描き出された。マジック及びマジシャンと真摯に向き合われ、その本質を創作の力で心に響く言葉で表現されたことは、一般の読者がマジックの魅力に気づくことのみならず、マジックに関わる者が自らに誇りを持つことに資するものであり、大いなる賞賛に値する。

平賀<ruby><rb>義達</rb><rt>よしさと</rt></ruby>

功労賞受賞者:平賀義達よしさと

1945年生まれ。12歳時に、テンヨーのマジック売り場でディーラーをされていた島田晴夫氏と出会い、マジックの世界に入られる。14歳時に、高木重朗氏の先輩にも当たる浅野勝蔵氏との交流が始まり、氏の蔵書に触れたことで、洋書に没頭。以後、カード・マジック、メンタル・マジック等について研究され、1972年には、「奇術研究」誌の「メンタル カード」の特集記事を執筆された。その後長期間、マジックの世界から離れられるも、2013年よりわずか3年で、メンタル・マジックを学ぶ上で不可欠とされる以下の書籍(総頁数1,371頁)を完訳されるなどの偉業を成し遂げられた。バナチェック著「サイコロジカル・サトルティーズ」第1巻(1998年、208頁)、第2巻(2006年、203頁)、第3巻(2009年、226頁)、アンネマン著「プラクティカル・メンタル・エフェクト*」(1944年、310頁)、コリンダ著「13・ステップ・トゥー・メンタリズム」(1960年、424頁)。その他業績多数**。
*実際に翻訳で使用したのは、1983年刊のDover版であり、書名は「プラクティカル・メンタル・マジック」に変更されている。
**翻訳本70冊以上、DVD字幕製作12本。

ザッキー

NMFフェローシップ受賞者:ザッキー

1992年生まれ。小学生時代に、推理小説「そして五人がいなくなる」(はやみねかおる著)の主人公に憧れ、マジックの世界に目覚められた。そしてそれを契機に、図書館で「松田道弘のマニアック・カードマジック」を借りて、実際にマジックを始められた。2011年、東京理科大学入学と同時に、同学奇術同好会に入会。この頃より、日本クロースアップマジシャンズ協会(JCMA)の活動にも関わられるようになり、マジック・コミュニティで豊かな人間関係を構築されながら、マジックの文化活動にも深い理解を示してこられた。コンテストにも挑戦され、JCMA主催のThe Japan CupにてS.A.M Presidential Award(2013年)、Silver Award(2014年)を受賞されるなどして、FISM ASIA/ACM2014に、日本代表で出場されるに至った。大学卒業後は、幅広いマジックに取り組まれ、公演活動を続けられている。2022年9月、NMF主催マジックサークルでゲスト出演。

<ruby><rb>御寺</rb><rt>おでら</rt></ruby>ゆき

Rookie of the Year受賞者:御寺おでらゆき

1994年生まれ、千葉県出身。高校生時代は、吹奏楽部に所属。マーチング・バンド世界大会や、テーマ・パーク等、数多くの舞台を経験された。その後、ダンスの専門学校に入学され、タレント活動を開始。テレビ・コマーシャル、歌謡祭、ミュージカルなどに出演された。学校卒業後、2016年に、MAGUS氏に弟子入り。女性マジシャンのユニット、プリマベーラのメンバーとして、イリュージョンを中心とした舞台活動を始動。その後独立され、六本木のマジック・バーで、年間200以上の公演を行なうなどされた。23歳で芸能事務所に所属。週刊ヤングジャンプに「美人すぎるマジシャン」として取り上げられたことを契機に、芸能界デビュー。日本テレビ「有吉反省会」に出演されると、一気に注目度が高まった。現在では、マジシャンと同時に女優の活動もされており、雑誌、テレビ、舞台等、幅広い活躍で、世の注目が集まっている。

授賞式

受賞式 2023年3月20日(月)19:00~22:30
東京 帝国ホテル(本館2階、牡丹の間)にて
Nippon Magic Foundation / NMF
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